About recycled freon gasフロン再生について
フロンを再利用し、持続可能な未来へ

フロン再生事業を開始しました
沖縄フロン回収処理株式会社は、これまでフロンガスの回収・破壊を行ってまいりましたが、新たにフロン再生事業を開始することになりました。
2024年4月、フロン再生装置の導入が決定し、回収・破壊・再生をワンストップで対応できる沖縄県唯一の企業として、環境負荷の低減と資源の有効活用を推進していきます。
本事業は、環境省・経済産業省の審査を経て正式に許可を取得し、大手空調機器メーカー・フロンメーカー の協力のもと、JIS規格に準拠した高品質な再生フロンを提供できる体制を整えました。
why?なぜフロン再生が必要なのか?
フロンガスは、エアコンや冷蔵・冷凍機器に広く使われていますが、大気中に放出されるとオゾン層の破壊や地球温暖化の原因となります。
さらに、キガリ改正(モントリオール議定書の改定)により、2024年から日本ではHFC冷媒(R410A・R32など)の生産量を40%削減しなければなりません。
新たなフロンガスの製造が制限される中、すでに市場に出回っているフロンを適切に回収し、再利用することが求められています。
フロン再生のメリット

環境負荷を低減
フロンの生産にはエネルギーを要し、大気中に放出されると オゾン層の破壊や地球温暖化の原因 となります。 適正に回収・再生することで、新たなフロンの製造を抑え CO₂排出削減にも貢献 します。

限られた資源を有効活用
新規フロンの生産は 2024年から規制が強化 され、今後は供給不足のリスクが高まります。 既存のフロンを適切に再生・再利用することで、冷媒不足に対応し、長期的なコスト削減にもつながります。

法規制への対応
日本では、HFC冷媒(R410A・R32など)の生産量が2024年以降40%削減 されるため、冷媒の確保が課題となります。今後、適正に再生されたフロンガスが冷媒不足を補い、持続可能な冷媒利用の鍵 となります。
適切な回収方法の重要性
フロンは適正に処理することで、再利用可能な冷媒として再生できます。
当社では、R410A・R32・R22の再生事業を2025年の1月より開始し、環境負荷を低減しながら冷媒の有効活用を推進しています。

フロン再生を成功させるには、回収時の適正管理が不可欠です。 回収方法が適切でないと、再生可能なフロンの量が減少し、貴重な資源を無駄にする可能性があります。
適正な回収を実現するために
- 不純物混入を防ぐため、洗浄済みの専用ボンベを使用してください。
- 回収したフロンは、異なる種類の冷媒を混ぜないように分別管理してください。
- 管理票(マニフェスト)を適切に記入し、回収後の流れを明確にしましょう。
これらの適正な回収手順を守ることで、より多くのフロンが再生可能となり、環境負荷の低減と冷媒供給の安定につながります。
沖縄フロン回収処理株式会社の取り組み
私たちは、フロンの回収・破壊・再生を通じて、沖縄の環境保全と冷媒の地産地消の実現を目指します。
フロン再生事業の立ち上げにあたり、多くの企業や関係団体の皆様のご協力をいただきました。
これからも、適正なフロン処理と再利用の促進に努め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
